Eternal Party 2015 準々決勝 馬場 大樹(大阪)vs堀 雅貴(大阪)

by Tatsuo Sekimoto

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158人いた挑戦者も残すところあと8名。Eternal Party 2015の王座というただ1つの椅子に座るための最後の3ラウンドが始まる。このテーブルは1位と8位の対決。

1位の馬場はANTを使いスイスラウンド全勝の7-0-1(1ID)でここまで駆け上がってきた。そう、この男を地に付けたものはまだいないのだ。対する8位の堀はLands。決勝ラウンドへは9位となんとオポ0.02%という超僅差で滑りこんできた。この勢いのままに無敗の馬場を破れるか。

Game1
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(馬場 大樹)

スイス上位の馬場は迷わず先手を選択。馬場の1ターン目は《定業》。占術を駆使してコンボに必要なパーツをかき集める。

後手の堀は《燃え柳の木立ち》から《踏査》スタート。追加で《リシャーダの港》をセットしてエンド。馬場がコンボデッキと知っている堀だがその表情に焦りはない。キープを決めた以上相手を打倒しうる初手なのだろう。

2ターン目の馬場はまたも《定業》。確実にコンボを進める。
後手2ターン目の堀は《演劇の舞台》と《暗黒の深部》でリーチをかける。次のターンにコンボ決めなければ俺の勝ちだと言わんばかりだ。

3ターンキル予告を受けた馬場はどう動くか。馬場は返しに《陰謀団の儀式》3枚を唱えてから《ライオンの瞳のダイアモンド》2枚を唱える。馬場の動きを見た堀は「3キルなら仕方ない」と全力を出し切った表情でそれを受け入れた。

最後に馬場は《冥府の教示者》を唱えつつ《ライオンの瞳のダイアモンド》を砕いた。

堀「《炎の中の過去》を見せてもらえば投了します」

馬場は《炎の中の過去》を公開した。

馬場 1-0 堀


Game2
両者7枚でキープ。

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(堀 雅貴)

先手の堀は《虚空の杯》X=0の立ち上がり。
馬場は《Volcanic Island》から《思案》を唱え3枚見てシャッフルを選択する。その表情はやや苦しそうだ。

堀は《不毛の大地》で《Volcanic Island》を破壊してゲームをスローダウンさせる。目論見通り動きが止まった馬場を《壌土からの生命》で《不毛の大地》を回収し土地を締め上げた後に《抵抗の宝球》を出す。完璧な動きだ。

だが、何とか《Underground Sea》と《沼》がある馬場は《思案》を唱え《突然の衰微》を探す。《Underground Sea》は破壊されることが目に見えているためあまり猶予はない。そして堀の《壌土からの生命》は止まらない。《Underground Sea》を《不毛の大地》で破壊し、追加のセットランドで《ボジューカの沼》をセットして《陰謀団の儀式》のスレッショルドを防ぐ。

馬場は《汚染された三角州》を引き込み《島》をサーチできたが、ここで心を折るかのように堀の《幽霊街》が炸裂する。

馬場「それ(《幽霊街》)強いよねー」
堀「海外のLandsが何で使っていないかわからない。必須でしょう」


基本地形すら全て失った馬場は次のゲームに進むことを決めた。

馬場 1-1 堀


Game3
先手の馬場は1マリガン。後手の堀は少し悩んで7枚でキープを宣言する。

先手の馬場は《沼》から《強迫》。堀の手札から《虚空の杯》を捨てさせる。さらに《水蓮の花びら》をセットしてエンド。

後手2ターン目の堀はドローを見て目を開く。堀はじっくり考えた上で《虚空の杯》をX=0でセット。さらに《輪作》を唱え《演劇の舞台》をサーチ。見事《虚空の杯》をトップデッキした堀は一気に攻防両立のプランを実行する。しかし待ってましたとばかりに馬場は《突然の衰微》で《虚空の杯》を即座に破壊。互いに一歩も引かない白熱の展開だ。

馬場は《虚空の杯》や《抵抗の宝球》を警戒して2枚目の《水蓮の花びら》を場に出してターンを終了する。

堀は《ギャンブル》を唱える。すでに《演劇の舞台》がセットされているため、サーチ先はおそらく《暗黒の深部》だろう。ランダムディスカードは《不毛の大地》。この結果に堀はほっとした様子を見せた。《暗黒の深部》をセットしてもマナが足りないため《マリット・レイジ》を出すことは出来ない堀。このターンは《リシャーダの港》構えてターンエンドする。

馬場も負けていない。馬場はセットランドをしてから手札を使い切り《冥府の教示者》でサーチしてエンド。マナが足りないためこのターンにコンボは始まらないが土地が5枚と《水蓮の花びら》2枚。あとは次のターンを待つばかり。

堀は予定どおり《暗黒の深部》をセット。次のターンにかける。

しかし、前のターンの《冥府の教示者》で準備完了している馬場はライフ15点セットランドなしで《むかつき》をプレイ。だが、めくれが芳しくなく5点残してストップ。《冥府の教示者》こそ見つかったものの《ライオンの瞳のダイアモンド》がない。これでは暴勇ができそうにもない。

馬場「なんで見つからないかなー」

そう嘆くのも理解できる。なにせ、この試合まだ《ライオンの瞳のダイアモンド》を1枚も見ていないのだ。堀を倒せるかどうかわからない状態でストップした《むかつき》。馬場は《ギタクシア派の調査》と《思案》で《ライオンの瞳のダイアモンド》を見つけなければいけないのだが…。

《思案》を唱えるとそこには………あった!《ライオンの瞳のダイアモンド》!

正念場で勝ちを引き寄せた馬場が準決勝進出を決めた。

馬場 2-1 堀


馬場 win!

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