Eternal Party 2015 準決勝 福留 友(京都)vs加藤 晃彦(愛媛県)

by Tatsuo Sekimoto

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準決勝は因縁の対決。
デッキは互いに同じMiracleのミラーマッチであり、スイスラウンドを争った相手。スイスはラウンドはストレートで福留が加藤を下したがこの試合はどうなるか。

決勝の切符をかけて両雄が再び激突する。

Game1
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(福留 友)

スイス上位の福留が先手。先手の福留は1マリガンでキープ。占術はトップのまま。後手の加藤は7枚キープ。

福留は《師範の占い独楽》スタート。さらに2ターン目には《相殺》を並べる快調な動き。加藤はたまらず《相殺》をコストに《Force of Will》。辛くも序盤の猛攻を防ぐ。

序盤の攻防は互角で、その後は加藤も《師範の占い独楽》を出しお互いに《師範の占い独楽》で戦力を増強する。

先に仕掛けたのは加藤で《僧院の導師》を出す。しかしこれはすぐに福留の《終末》でボトムへ。だが、またも加藤は《僧院の導師》。Miracleのメインゲームのミラーマッチは除去が腐るという常識の裏をかいた奇襲作戦だ。

福留は返しに《思案》をプレイする。加藤は少し考えて《思案》にOKをだす。福留はシャッフルして1ドロー。

加藤は《師範の占い独楽》でトークンを生み出しつつ《僧院の導師》で攻撃をしかけ福留のライフは17点になる。

福留は自分のメインに《瞬唱の魔道士》を唱える。これに加藤は《対抗呪文》で応戦するが、福留も《対抗呪文》を唱える。青同士伝統の打ち消し合戦が起こる。

福留の《瞬唱の魔道士》は通り《渦まく知識》をフラッシュバックさせる。モンク達が押し寄せる前になんとしても解答を引き込みたい。

しかし、加藤の猛攻が止まらない。加藤は《相殺》を囮に福留の《Force of Will》を引き出し、本命である《精神を刻む者、ジェイス》を叩きつける。矢尽き刀折れた福留は「神」の降臨を悔しそうに受け入れる。

もはや《終末》だけでは解決できない福留。一縷の望みをかけて《精神を刻む者、ジェイス》を出すが、望みのカードは来ず。モンク・トークンと《精神を刻む者、ジェイス》が対処できないと悟った福留は投了した。

福留 0-1 加藤


Game2
先手の福留は7枚キープを決める。加藤は1マリガンのあと占術はトップでゲームを開始する。

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(加藤 晃彦)

後手の加藤は《師範の占い独楽》スタート。
加藤がフルタップの今がチャンス。先手2ターン目の福留は《相殺》を唱える。これがあっさり通り福留が小さく頷く。

加藤も負けじと《相殺》を置き返す。福留は《相殺》の誘発を解決。なんとめくれたのは《対抗呪文》!
ここ大一番で最高のナチュラル相殺を決めた福留。小さく「よし!」と呟く。このビックプレイにさすがに加藤からはため息が漏れる。

しかし、土地が3枚で止まってしまった福留。4ターン目のドローが土地でないことを確認すると意を決して《僧院の導師》を唱える。加藤は《師範の占い独楽》でルックしたあとに許可。

返しに加藤も《僧院の導師》をプレイ。加藤の方が福留より土地を所有しているため、通ればモンク合戦に勝てる可能性は十分にある。

《相殺》が外れた福留は《Force of Will》で《僧院の導師》を打ち消そうとする。しかし、加藤も《狼狽の嵐》で《Force of Will》をはねのける。《狼狽の嵐》解決後、福留は再度《Force of Will》。手札を大量に消費してしまったが《僧院の導師》を撃退することに成功した。

返す刀で福留の《僧院の導師》がなぐりかかり加藤のライフは13点に。
加藤は次の戦闘に《瞬唱の魔道士》を合わせるがこれは福留の《対抗呪文》によって倒れる。果敢でダメージが上乗せされ加藤の残りライフは7。

もはや加藤のライフはレッドゾーン。一刻の猶予もない。加藤はフェッチを起動してライフ6にしつつ《師範の占い独楽》で解答策を探す。

福留のドロー後に加藤は《ヴェンディリオン三人衆》。だが、福留の手札からは2枚の《相殺》が公開された。

《僧院の導師》1体とモンク・トークン3体を率いる福留。加藤のライフは残り6点で1度果敢出来ればよい状況だ。

福留「どうブロックしても6点通ります」

それを認めた加藤は投了した。

福留 1-1 加藤

Game3
両者7枚でキープしたのだが、ゲームが動いたのは先手の加藤の4ターン目ターン終了時。福留は《ヴェンディリオン三人衆》で仕掛ける。これを加藤は《紅蓮破》でカウンター。

福留はまたも加藤のエンド前に《ヴェンディリオン三人衆》。加藤は《対抗呪文》を唱える。この対応の仕方で加藤の手札には《紅蓮破》と《赤霊破》、《瞬唱の魔道士》がないことを見抜いた福留。今が好機と見るや、福留は力強く《Force of Will》をきる。加藤は《渦まく知識》をプレイするがそれ以上対応はなく、福留の《ヴェンディリオン三人衆》が解決。加藤の手札を公開させる。

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《僧院の導師》
《僧院の導師》
《摩耗+損耗》
《摩耗+損耗》


《僧院の導師》2枚と《摩耗+損耗》2枚の中から福留は《僧院の導師》を1枚選びデッキの下へ送る。

福留は《僧院の導師》をプレイして通す。《ヴェンディリオン三人衆》は全てこのためのお膳立てだ。

加藤は返しに《精神を刻む者、ジェイス》。《渦まく知識》で隠したのはこの一枚か。
しかし、福留は前のターンにトップデッキしていた《赤霊破》でカウンター。《僧院の導師》が誘発しトークンが1体生まれる。

福留は《摩耗+損耗》されることを覚悟の上で《相殺》をプレイ。予想通り《相殺》はすぐさま《摩耗+損耗》によって破壊されるが果敢とトークンの誘発は止まらない。《ヴェンディリオン三人衆》+《僧院の導師》+モンク・トークンで攻め立てる福留。コントロールデッキとは思えないほどアグレッシブな動きだ。

進退極まった加藤は《僧院の導師》をプレイ。さらに《思案》を唱え福留の《僧院の導師》に対抗する。

これに福留は《瞬唱の魔道士》で《赤霊破》をフラッシュバックさせ呪文の連鎖を防ぐ。福留がゲームを決した瞬間だった。


福留 2-1 加藤

福留 win!

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